新年早々に北陸での能登半島地震が発生、報道ニュースで流れ大変な惨事で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

１３年前の東日本大震災時の被災惨状が思い起こされます。地震・津波・火災・建物の倒壊・道路の寸断などの複合的な被害で、日頃の災害への備えの大切さを痛感しました。

昨年５月より新型コロナウイルスの感染対策が５類に移行し、３年間コロナウイルスの脅威に翻弄され、社会活動・経済活動・感染拡大防止と我々業界も影響を受けましたが、今年はやっと日常を取り戻す状況になってまいりました。

工業会５０周年の大きな節目を迎えて、記念事業として前川製作所守谷工場の研修視察会を実施致しました。記念事業に相応しい良い研修となって、お世話頂いた関係の皆様には感謝申し上げます。５０周年記念誌も出来上がり、制作担当に関わる委員会の皆様のご協力にも感謝を申し上げます。

第５１回定時総会を迎えて、新たな気持ちで会員企業の技能者の育成、各資格取得の講習会国家資格技能検定取得の推進や環境問題、オゾン層保護対策など、１９９０年代より進めている地球環境保全事業活動「守ろうオゾン層・防ごう地球温暖化」この合言葉と共に事業活動を推進してまいります。

２０２４年４月より建設業においても働き方改革関連法の施行により、時間外労働・完全週休二日制の実現に向けた取組みが始まります。

今年も業界を取り巻く様々な課題があり、ウクライナ侵攻やイスラエル戦争など原材料

価格の高騰や円安で物価上昇と厳しい経済環境となっています。

工業会５０年を振り返ってみても様々な困難があり、それを乗り越え今日があります。

今後もオゾン層の保護及び地球温暖化対策、そしてフロン排出抑制法の周知や冷媒回収技術の育成を推進し、業界として社会的責務を果たし、冷凍空調設備業の業種の確立と社会的地位の向上を目指し、社会貢献を果たす団体へと成長していくことこそ使命と思っています。

我々の冷凍空調設備業は、今や人々の生活には欠かすことのできないライフラインを支える重要な産業であり、なくてはならない産業となって国民生活を支えております。

会員企業の皆様と共にこの社会的責務を果たすと同時に業界発展に寄与してまいります。

引き続き工業会へのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。